授乳の方法。
上手くできず、乳頭に傷ができて痛かったり、自分はこんなこともできないと思われている方も多いのではないでしょうか。
なかなか深く咥えさせるのは難しいですよね。
大丈夫です。
赤ちゃんは大きくなりますから。
大きくなったら、口も大きくなり、吸う力も強くなるから、簡単にできるようになります。
諦めずにやってみてくださいね。
方法を以下に載せます。
まず最初に、赤ちゃんとお母さんが向かい合うようにして赤ちゃんを腕に抱いてください。赤ちゃんの体は、常に耳、肩、腰が真っ直ぐな一直線になるようにします。
赤ちゃんの鼻先が、乳首の先端に向かいあうようにします。
ラッチオンさせるには、赤ちゃんの頭を少しだけ後ろにそりかえさせます。（ペットボトルの飲み物を飲んでるような感じで）
こうすることで、赤ちゃんが呼吸できるようになり、授乳中に正しく母乳を飲み込むことができます。
この時、頭を支えるのではなく、親指と人差し指の間で首を、手の平で背中を支えるようにすると首が後ろに反るようになります。
横抱きなら、授乳側と反対側の手で支えます。
肘の内側で赤ちゃんのお尻辺りを挟んで支えると赤ちゃんの頭からお尻まで一直線に固定でき、赤ちゃんがズレて下がるのを防げます。
脇抱き（フットボール抱き）なら授乳側の腕で支えます。
親指で乳輪の2〜3センチくらい上を押さえると乳頭が上に向きます。
そこで赤ちゃんの鼻に乳頭の先がくるようにします。
他の指は赤ちゃんの下顎の邪魔にならないようにおっぱいを下から支えます。
大きなおっぱいの人は、おっぱいが真っ直ぐなるようにしっかりと下から支えてください。その方がおっぱいの出が良くなります。
赤ちゃんの上唇に乳頭で優しく触れて、赤ちゃんがくわえようとして頭を少し持ち上げるようにします。
こうすることで、赤ちゃんは口を大きく開けます。
口を大きく開けた時に、赤ちゃんの口の向きに合わせて、おっぱいの形を変えてあげます。（ハンバーガーを食べるイメージ）
お母さんが赤ちゃんの方に行きがちですが、赤ちゃんをお母さんの方に引き寄せるようにして上顎をかぶせるように、パクンとさせます。
この時、赤ちゃんの下唇は乳輪が大体隠れ、上唇は乳輪が隠れるか、少し見えてても良いくらいになってると良いですね。
吸う時には、赤ちゃんの唇はめくれあがった状態になっているはずです。
赤ちゃんの下唇がちゃんとめくれているか、パートナーの方などに確認してもらってください。
めくれ上がっていない場合は、指で優しく赤ちゃんの唇をめくってあげてください。
赤ちゃんの顎の動きが見え、母乳が出るようになれば、吸って飲み込む音が聞こえてきます。
新生児の飲み込む時の音は大人のものと違います。小さな「クククク」というような音に聞こえます。
聞こえなくても痛くなく、奥を吸われている感覚があれば大丈夫。
逆にチュッチュって音がしたり、痛みがあれば、浅く吸ってると思います。（たまに深くても舌を鳴らす子がいます）
その時は焦らずにもう一度やってみましょう。
よく嫌がって泣くように見えることがありますが、大丈夫です。
挫けずにトライしてみてください。
なん度も繰り返すことで段々とコツを掴み、2人の息が合ってきます。
飲み終わった時に乳首の形をチェックしてください。
変形していたら、浅く飲んでいる可能性が高いです。
次はもう少し乳輪が隠れるように工夫してみてくださいね。
基本は今書いた通りですが、赤ちゃんの個性によって違いがあるので、お母さんと赤ちゃんの一番いい方法を見つけてくださいね(*´꒳`*) しっかりと深く咥えれるようになれば、刺激もしっかりでき、ホルモンも出ます。
赤ちゃんの欲求に合わせて頻回に吸わせることで、必要量出るようにホルモンが調節してくれます。
そうするとおっぱいもよく出るようになってくるので諦めないでください。
母乳は消化が良いので、すぐにお腹が空いて泣く子がいますが、おしっこがしっかり出ていれば大丈夫です。
おしっこの色が濃くなったり、回数が減れば、母乳が足りていないサインです。
初めはウズラの卵くらいの胃から徐々に大きくなります。
そのうち胃がおおきくなり、吸う力も強くなれば、飲む量も増えるので少しずつ時間も開いてくるのではないでしょうか。（甘えん坊のおっぱい星人はすぐに吸いたがることもあります）
お母さんの納得のいく母乳育児ができるといいですね。
少しでも母乳をあげている人は母乳育児をしていると自信を持ってください。
母乳をあげることは、一回で絵本を何年も掛けて読んであげるくらいのコミュニケーションと一緒だと言われています。
ミルクの人もしっかりと抱き抱えて密着してあげることで母乳に近いコミュニケーションとなりますので、ぜひ、しっかりと抱き抱えて授乳してくださいね。
お母さんと赤ちゃんの幸せを願って💕
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